相談

身近な人が亡くなったとき、すぐに準備しなければならないのが「葬儀(そうぎ)」です。しかし、突然のことなので「どの葬儀社に頼めばいいか分からない」「費用はどれくらいかかるの?」と悩んでしまう人も多いでしょう。そんなときに役立つのが「葬儀仲介サイト」です。今回はその仕組みや使い方、主なサイトについて分かりやすく説明します。

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  1. 葬儀仲介サイトとは

葬儀仲介サイトとは、インターネット上で利用できる「葬儀社の紹介サービス」です。たとえば「東京で家族葬をお願いしたい」「できるだけ安くすませたい」などの希望を入力すると、それに合った葬儀社を紹介してくれます。サイトを通じて予約や見積もりもできるので、利用者は複数の葬儀社を比較して、自分に合ったところを選ぶことができます。

  1. 葬儀仲介サイトを使う理由

では、なぜ葬儀仲介サイトを使う人が増えているのでしょうか?主な理由は次の3つです。

情報がわかりやすい
インターネット上にある情報を一つにまとめてくれているので、料金やサービス内容を比べやすくなります。

費用の透明化
葬儀は高額になりがちですが、仲介サイトを通すと、事前に見積もりを出してもらえるため「あとから高くなった」というトラブルを防げます。

③24時間対応
多くの仲介サイトは24時間365日対応しているので、突然のときでも安心して相談できます。

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  1. 主要5社の比較

ここでは、日本でよく使われている5つの葬儀仲介サイトを紹介し、それぞれの特徴を簡単に比較します。

サイト名 特徴 対応地域 利用者数の目安
小さなお葬式 低価格プランが充実 全国対応 年間10万件以上
イオンのお葬式 大手企業運営で信頼感 全国対応 約7万件/年
いい葬儀 葬儀社との直接連携が強み 全国 約5万件/年
みんれび 家族葬プランが多い 主に都市部 成長中
くらしのマーケット 地元密着の葬儀社が探せる 地域による 幅広い利用者層

どのサイトもそれぞれに特色があり、たとえば費用を重視するなら「小さなお葬式」、大手の安心感を求めるなら「イオンのお葬式」など、目的に応じて選ぶとよいでしょう。

  1. まだある仲介サイト

主要な5社以外にも、地域に特化した仲介サイトや、宗派別のサービスに対応したサイトなどがあります。たとえば「安心葬儀」など、葬儀社の直接紹介とサイト評価の高い葬儀社を選定して紹介するサービスを併用しているところもあります。また、最近ではLINEで相談できるサービスも登場し、若い世代にも使いやすくなっています。

  1. 便利なネット葬儀連絡

近年では、ネットを使った「訃報(ふほう)連絡」サービスも人気です。たとえば、親族や友人にメールやLINEで葬儀情報を一斉に送ることができる機能があります。紙のハガキや電話では時間がかかりますが、デジタル連絡ならスムーズで確実です。また、出欠の確認や供花の申込みも一括管理できるサービスもあり、喪主(家族を代表する人)の負担を軽くしてくれます。

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  1. まとめ

葬儀仲介サイトは、急なときでも落ち着いて葬儀の準備をするための強い味方です。情報が分かりやすく、費用の目安も明確で、インターネットから簡単に利用できるため、多くの人に選ばれています。葬儀は人生で何度も経験するものではないからこそ、事前にこうしたサービスの存在を知っておくことで、いざという時に安心です。家族で話し合っておくのも大切ですね。

必要であれば、この内容をパンフレットやブログ記事の形式にも書き直せますので、お気軽にご相談ください。

 

yakushoiriguchi

長久山安詳寺 僧侶
福島県出身
30代まで飲食店を経営していたが仏教に関心を持ち、僧侶に。
タイやカンボジアなど海外の仏教徒を通じ国際貢献活動も積極的に行う。