目次
特に葬儀の多様化が進んでいる環境の中、葬儀に関わる業界も日々進化をし続けています。
これからも高齢者の増加が見込まれる一方、葬儀の小規模化が顕著となるなど葬儀社も常に新しい情報やサービスに触れ、ご家族の大事お別れの時間を心地よく過ごしていただけるように努力しております。
その情報源の一つとなっているのが「葬儀の産業展」です。ここでは、葬儀社の情報源である産業展をご紹介いたします。
目次
1,葬儀の産業展って
2,どんな会社が出展しているのか
3,産業展で行われていること
4,最近の傾向
5,まとめ
1,葬儀の産業展って
葬儀業界の産業展は大きいもので二つあり、一つがパシフィコ横浜で開催される「フューネラルビジネスフェア(綜合ユニコム主催)」と今年は東京ビッグサイトで開催される「エンディング産業展(東京博善主催)」となっています。葬儀に関する新製品の展示はもちろん周辺サービスなど沢山の会社が出展し葬儀社をはじめとして関係する多くの業界関係者が全国から多く訪れます。
2,どんな会社が出展しているのか
葬儀の産業展では、祭壇や棺、骨壺など葬儀で実際利用される物品の新製品はもちろんれる備品の販売会社など100社以上の参加があり、すべて見るだけでも結構な時間を必要とするほどです。
3,産業展で行われていること
産業展では各ブースで資料を配り、その際に説明を聞いたり、名刺の交換をしたり、さらに興味があれば会場内の商談スペースにて具体的な話をしたりと積極的な情報交換の場となっています。また、業界内外の有識者によるセミナーや花祭壇の実演、生前葬のデモンストレーションなどその時々でのイベントなども用意されています。
4,最近の傾向
近年の高齢化の加速もあって、異業種と思われていた業界からの出展や、今までなかったサービスを紹介するブースが増えている傾向が見られます。
例えば、デジタルツールを使った作業の効率化を提案するIT系の会社や、インターネットによる集客支援の会社。映像関連事業の会社、果てはお骨を宇宙に散骨する会社などなど。今年はペット用の移動火葬車両なども展示されていました。
変わりゆく葬儀や24時間365日年中無休の営業形態が当たり前の業界という特徴もあり労働環境の改善などについてのサービスを行う会社なども出展しているのも最近の特徴かもしれません。
5,まとめ
昔ながらの風習が色濃く残っている葬儀業界ではありますが、関連する葬儀社を始め、花屋、ギフト屋、料理屋、石材屋そして私ども僧侶などこうした場に伺うことでこれからの葬儀について考えさせられるいい機会となっています。
いざ、葬儀のことを検討されるご家族の方は、こうした最新の情報をアップデートできている葬儀社を選ぶことも大事になってきているかもしれません。
長久山安詳寺 僧侶
福島県出身
30代まで飲食店を経営していたが仏教に関心を持ち、僧侶に。
タイやカンボジアなど海外の仏教徒を通じ国際貢献活動も積極的に行う。